学校では感染症対策をどうしている?基本的な考え方や指導内容を紹介
学校での感染症対策の基本的な考え方
コロナの感染拡大に伴い、飲食店や公共施設など様々な場所で閉店や自粛などの対応を余儀なくされています。
感染を拡大しないためには多人数がいる場所に行かないことが大切なため、多くの人が集まりやすい施設では、どうしても一定の対応が必要になると言えるでしょう。
そんな中、少し特殊な場所であると言えるのが、学校です。
学校は集団で長い時間を過ごす場所である一方で、学生の成長を考えれば簡単に休校という措置を取ることもできません。
そこでこの記事では、学校における感染症対策に関して文部科学省が発表している「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」をもとに解説します。
学校では感染症への対応をどのようにしているのか知りたい方は、ぜひとも参考にしてみてください。
基本的な考え方
コロナ禍における学校の感染症対策の基本的な考え方はとしてまず挙げられるのが、政府が発表した「新しい生活様式」を取り入れることです。
新しい生活様式の基本
・3つの密を避ける
・適切な距離が保てない場合はマスクを着用する
・手洗いなどの手指衛生確保
そしてさらに地域の感染状況を踏まえ、学習内容や活動内容を工夫しつつ、可能な限り各種行事を継続して行くこととしています。
手洗いの重要性について知りたい方は、手洗いの重要性とはの記事をご覧ください。
生徒児童への指導内容
学校生活では、教職員が関与できないタイミングでの生徒児童の行動が問題だと捉え、適切な形で生徒児童に感染症対策の指導を行うこととしています。
具体的には、以下のような持ち物を、感染対策用として挙げています。
対策として各自に必要な物
・清潔なハンカチ、ティッシュ
・マスク
・マスクを置くための清潔なビニールや布など
基本的な感染症対策
学校での感染症対策としては、以下の3つを踏まえた取り組みを行っています。
対策のポイント
・感染源を絶つこと
・感染経路を絶つこと
・抵抗力を高めること
以下でこれら3つの項目について詳しく解説します。
感染源を絶つこと
感染源を絶つため、風邪の症状がある場合には自宅での休養を徹底します。
そして登校時には検温を実施し、健康状態を記録・把握します。
もし登校時に風邪の症状がみられたら、安全に帰宅させて症状が見受けられなくなるまでは自宅で休養するよう指導するとしています。
感染経路を絶つこと
コロナウイルスは飛沫感染と接触感染が主な感染経路であるため、手洗いと咳エチケット、清掃・消毒を重視しています。
手指でむやみに目や鼻、口を触らないように指導し、30秒以上の手洗いを徹底させます。
消毒液での消毒はあくまでも補助的なものと捉え、石鹸での手洗いを指導しているようです。
咳をする際にはマスクやティッシュ、ハンカチなどで口や鼻を押さえるとしています。
また、学校生活ではウイルスを全て取り除くことは難しいとの前提から、清掃によって衛生的な空間を維持することが重要だとしています。
大勢がよく手を触れる場所であるドアノブや手すりなどは、1日に1回消毒液を浸した布巾で水拭きをします。
上記の他にも生徒児童の間隔に配慮した机の配置や換気などを徹底し、感染対策としているようです。
抵抗力を高めること
抵抗力を高めるためには、充分な睡眠と適度な運動、バランスの取れた食事が大切だとしています。
学校の感染症対策を知ろう
今回は、学校における感染症対策について解説してきました。
学校の感染症対策について知る良い機会となりましたでしょうか?
学校は感染リスクが高まる場所であるため、新しく提示された生活様式に則ってきちんとした対策を取ることが大切だと言えるでしょう。
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